更新 2025年3月8日
春の気配が見えてきた項、1年4組の仲間で「星空を見に行こう」計画が起きました。山歩きの達人(こっちゃん)、絹布の巨匠(クロちゃん)、
朗読のスペシャリスト(加トちゃん)そして香道大好き(スー)の4人です。
今年1月中旬にこっちゃんが「軽井沢で満天の星を見た!」ことから話は始まりました。「冥途のお誘いが来る前に、
もう一度煌めく星が見たい」と口癖のように呟く私が真っ先に手を挙げ、二人も次々に参加表明をしました。
今回の目的地は長野の茅野。梅も満開になり、春霞漂う頃は星の鑑賞には少し遅いのではないかと思いましたが、茅野のホテルの企画でもあって、
3月1日2日にきまりました。久しぶりのJR旅行。最近、みどりの窓口が減ったことに今更ながら当惑しましたが、何とか4人が近くに指定席を確保、
土曜の朝、新宿からあずさ9号に乗り込みました。2時間程で茅野駅に到着。昼ご飯してほどなく来たホテルの送迎バスに乗車、
白樺林を抜けて25分位で玄関に到着しました。早速部屋に荷物を置いてタクシーで横谷峡へ。
そこで見た「乙女の滝」は、その名に似合わず豪快な水瀑と真白な氷柱に4人は歓声を上げました。冷たい横風に散策する人も少なく、早々に帰路に。
滞在のホテルといえば、敷地内に3つの建物があり、そこを循環バスがめぐっているのですが、夕食は別館で5時半に、
星の鑑賞バスは本館に8時出発というので、ちょっと慌ただしく、しかしちゃんとビールで乾杯をし、茅野の鱒に舌鼓をうちました。
食後に空を見上げると、木立の中に見え隠れするのは、煌めく星たち。「オー、君たち待っていなさいよ!」と期待は高まります。
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さて定刻ぴったりに出発した2台のマイクロバスは、満員の老若男女を乗せて敷地内のゴルフ場に到着。
みんなは星座版と豆懐中電灯を持たされて、ぞろぞろとコースに向かいます。確かに広いゴルフ場、夜なので明かりはありません。
しかしなんとなく周囲が薄明るいのです。空を見上げると、ムム、新月なのに空も明るいのです。そして先ほど見えた星はどこにもありません。
誰かが遠くを指さすと小さく星が、いや飛行機が点滅していきます。食後30分の間に空は一面雲に覆われていたのです。
ホテルの担当者(前日星空ガイドの資格をとったという)はポインターで空(雲)を照らし、「この辺が冬の三角形(のはず)」と説明をし始めましたが、
照らせど照らせど雲ばかり。30分程、首は痛いわ星は現れないわの状態が続きました。
担当者の「申し訳ない、会費は無料に」の声を合図にお帰りモードに差し掛かったその時、「あっ、そこになんとなく光っている。
あれは木星では」の一声に振り向くと、頭上にぽっかりと雲の切れ目が出来て、青空(黒空)が覗き、大小数個の煌めきがあらわれました。
まがいも無く星です。ダイヤモンドかスワロフスキーか、確かに美しい星たちです。もうポインターも仕舞っちゃった担当者も少しほっとしたかの様でしたが、
私たちももう少し見たいけれど寒さには逆らえず、バスに乗り込みました。私はかつて内モンゴルの地で見た「こぼれる様な満天の星」を期待してきましたが、
それはかなわなかったとしても、まあ75点の星空でした。
翌日は茅野駅から上諏訪駅に移動して、駅前からかりんちゃん循環バスに乗って諏訪大社に行きました。
有名な御柱を見て、孫にお守りを購入し、長野名物のそばを食べて大社を退社しました。
またかりんバスに乗ったのですが、上諏訪駅一つ手前で降りて高島城に行きました。
小さなお城でしたが、石垣はきれいに重ねられ、市民の素敵な憩いの場所になっていました。
2日間の旅は高校時代の思い出話と相まってとても楽しいものでした。次は離れ小島で星空を見ようと提案があり、
今度はいつにしようかと気持ちワクワク、あずさ号車中の人となりました。
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20期1年4組文ちゃんクラスの5人組のうち、東京近郊在住の4名で、12月中旬、冬の富士山を歩くことにしていましたが、寒い時期でもあり、
土肥暁美さんと私の2人になりました。
12月18日(水)
11:15発の山中湖平野行の高速バスにバスタ新宿から乗りました。順調に中央道を走り、河口湖駅に近づくと、道路に大勢の人が出ていました。
ローソンを背景に富士山の写真を撮る例の映えスポットだったのです。その直後の河口湖駅で、大勢の人が降りました。
13:31 予定通り富士山・山中湖駅に到着し、ホテルのシャトルバスに出迎えに来てもらいホテルに到着。富士山をパシャリ。太陽は出ているのですが、
残念なことに、富士山には雲がかかっています。チェックインまで時間があるので、レストランでコーヒー休憩をしました。
その後、外に出てホテルの庭を歩きました。葉が落ちて時間が経つのか、落ち葉はすでに茶色になっていました。寒いですが、気持ち良い寒さです。
夕方になるにつれ、富士山はさらに雲に覆われてしまい、ダイヤモンド富士も満天の星もお預けかしら。
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夕食は和食で、和牛の溶岩焼き御膳。豪華な前菜の後、富士山の溶岩で牛肉と野菜を焼きます。
さらに、デザートもついて、久しぶりの贅沢。美味しかった!ゆったりと夕食ができました。ホテルの庭にはイルミネーションが。
でもあまりかわいくないですね。
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12月19日(木)
深夜から雪が降っています。トレッキングは中止かしらと思ったのですが、催行するみたいでバスが正面玄関に停まっていました。
チェックアウトを済ませ、9:30に出発。参加者は7名。ほとんど女性でした。クルマから冠雪の美しい富士山が見えました。
10:30 雪が降りしきる中、自衛隊の演習基地のわきを通り、水ヶ塚公園に隣接する須山口御胎内入り口で、バスを降りました。
ここからトレッキングが始まります。胎内とは、熱い溶岩が木を飲み込み中が空洞になった、その洞窟のことで、
胎内を思わせるので、その名前がついたそうです。
11:00 須山口御胎内(1490m)に着きました。鳥居と案内板がありました。
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富士山のふもとにはいくつもの御胎内があるとのこと。その中の一つに潜りました。さらに、雪道を歩いていきます。
落ち葉と初雪のミルフィーを歩くのは初めて。滑りながらザクザクとした音が心地よいです。
途中、鹿が食べた樹木や地面に落ちているどんぐりを見つけるために落ち葉をどかした跡がありました。
そしてなんと富士山の麓で生きる鹿の親子に遭遇しました。6頭ぐらいいたでしょうか。
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昼食はホテルの厨房で作ってくれた本格的な仕出し弁当。水ヶ塚公園の休憩所は閉鎖されていたので、バスの中で食べました。
水ヶ塚公園から、大迫力の宝永火口が見えました。
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午後は腰切塚(1490m)に向けて出発。腰切塚は富士山の側火山です。今回のトレッキング、傾斜の少ない横移動が多かったのですが、
水ヶ塚公園から腰切塚までは15分ほどのやや急な登りがありました。
腰切塚の展望台からは遠方に箱根の外輪山、大涌谷、丹沢の山々、駿河湾、そして目の前に雄大な富士山が見えました。
山中湖に戻って、16:15発のバスタ新宿行の高速バスに、富士急ハイランドから乗りました。
冬の富士山は神々しく、頂上はもちろん人を寄せ付けない厳しさがありますが、麓は広く、いろいろな発見があります。
是非、皆様も冬の富士山の楽しさを味わってください。
引退してから恒例の車に乗っての長距離旅行、今年は春に東北・岩手の旅、秋に中部・関西の旅を実現しました。
11月18日に家を出て東名、新東名を通り、1日目愛知県伊良湖岬(伊良湖オーシャンリゾート)、2日目三重県伊勢神宮を中心に
鳥羽・伊勢・志摩(鳥羽ビューホテル花真珠)、3日目奈良県(ダイワロイネット奈良)、4日目岐阜県下呂温泉(望川館)、
5日目中央高速を経て漸く冠雪の富士山を眺め帰路につき、好天に恵まれて、走行距離にして1250キロの旅でした。
例によって妻がガイドブックを頼りに計画を立ててくれたのですが、「20年前に行った伊勢神宮をもう一度訪ねてみたい」、
「母の実家の大阪の鉄工所が納めた車輪で動いていたという生駒山のケーブルカーに乗ってみたい」という
二つのモチベーションを繋げてコースが決められました。旅の概略は以下の写真で。
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伊良湖オーシャンリゾートから眺めた伊勢湾沈む夕日 | 伊勢神宮内宮:霊験あらたか |
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生駒山ケーブルカーは日本最古・最長山頂駅から 大阪府と奈良県が眺める |
下呂温泉:草津と有馬と並んで3大名泉、アルカリ泉質 |
20期の仲間への今日のご報告の主題はこれからです。
1日目の宿「伊良湖オーシャンリゾート」で、日没を楽しみ、温泉につかり、夕食の時のできごとです。
レストランは二つに分かれていて、今はやりのビュッフェスタイルの部屋と、落ち着いたコース料理の部屋です。
今回は静かに食事がとれるコースを選択しました。
そのお部屋には、8つくらいのテーブルが用意されていましたが、我々が入っていくと一組のご夫婦が
入口の近くのテーブルで食事をされており、我々はその奥にとおされました。
我が家は例によって、和食コース、生ビールスタート、地酒三種のみ比べセットなどで盛り上がり始めました。
私が妻に、「入口入ったテーブルのご夫婦、大泉の同期生にとても良く似ているのだけど!」。
妻「えーっ!」。私「ご主人は同級の柳澤君によく似ていた。確か、大泉同士のご夫妻で、奥さんのお顔も記憶がある!」。
妻「お声お掛けしてみましょうよ!間違ってたらごめんなさい、と言えば良いし!」。
のようなやり取りの後、勇気を振り絞って「もしや、大泉高校の柳澤さんですか?」とお声をおかけしました。
ピンポーン!柳澤さん、下沢さんのご夫妻でした。
離れた地で、誠に偶然、同じ部屋でもっと沢山の客が一緒だったら気が付かなかっただろうことなどと考え、
お伊勢さまの神様のお陰かなどと改めて感謝したしだいです。利恵が大泉の後輩であること紹介し、近況の交換など楽しみました。
従業員の方に撮って頂いた写真を載せますので、その時の盛り上がりをご想像いただければ幸甚です。
また、同期会での再会を約束してそれぞれの旅路につきました。
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モンゴル(ウランバートル)に行ってきました。
5月2日から数日間モンゴルに行ってきました、20年ほど前に内モンゴルで見たあの星空をもう一度見たくてツアーに一人参加しました。
あいにく夜も曇天もしくは雪空で星はどこにも出てきませんでしたが、飾り気の無い人と風土は私をとてもリフレッシュさせてくれました。
写真の鷲?鷹(多分)は18キロもあるのですが、片手で持ち上げてユサユサ揺らすと、大きく羽を広げてくれて、鷹匠になった気分です。
馬や気性の激しいヤクにも乗りました。
コロナも少しおとなしくなって、やっと旅行ができるようになりましたね。
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私が小学校3年生、4年生であったころ、父の仕事の関係で2年間宮崎県高鍋町で暮らした。
加えて、勤務していた住友重機械工業での最後のミッションはエネルギー環境事業で、その主力商品であるバイオマス発電施設の納入先が、その隣町の川南町であった。
妻に第二の故郷と、現役時代納めた発電施設を一度見せたいと思っていた。
そんな折、昨年から、門司港⇔横須賀港の東京九州フェリーが就航したという。造船学科で学び、26年間造船に携わった造船屋として、
長距離の最新鋭カーフェリー(客船仕様)に乗ってみたいと思った。もう一つ、人生の目標として、80歳まで現役のドライバーでいたいという思いがある。
愛車の運転と、フェリーの旅行、その二つを実現するのが今回の九州旅行という企画となった。
大きな構想は私が作り、移動・宿泊・観光の詳細は妻が作るというのが、長年の我が家の役割分担、今回もその形で、旅程が計画された。
九州をメインとするも、神戸までの半ばに犬山温泉一泊を計画し、名古屋城、犬山城も観光することができた。
概略は以下のようになる。【 】内は、車走行キロ数、青字観光エリア、赤字宿泊先
10月17日(月)8:00 横浜出発→名古屋城観光→犬山温泉(八勝閣みづのを) 【360キロ】
10月18日(火)9:00 犬山温泉出発→犬山城観光→神戸港ベイエリヤ観光 【260キロ】
19:10 神戸港発(カーフェリーろっこう)→宮崎港へ
10月19日(水)8:40宮崎港着→高鍋散策→川南森林発電所等見学→高千穂峡観光→南阿蘇温泉 (ホテル夢しずく) 【200キロ】
10月20日(木)9:00 阿蘇温泉郷出発→阿蘇国立公園観光→熊本城観光→嬉野温泉(ホテル華翠苑) 【200キロ】
10月21日(金)9:00 嬉野温泉出発→長崎市内観光(平和公園、大浦天主堂、グラバー園)→
14:00 長崎発→別府温泉(ホテル花べっぷ) 【350キロ】
10月22日(土)9:00 別府温泉発→別府観光地獄めぐり→耶馬渓観光→門司港観光→
23:55新門司港出航(カーフェリーそれいゆ)→横須賀港 【250キロ】
10月23日(日) 20:45 横須賀港着→我が家 【20キロ】
「高鍋東小学校」(宮崎県高鍋町)
小3の4月に東京から引っ越してきて、結核性フリクテンという目の病で病弱だった私は、この小学校の友達に、野球、水泳、鮒突き、蛙・ヘビとの格闘、用水路遊びなど、
教えられて、転地療法の効果もあり健康になった。高鍋東小学校は、上杉鷹山などを輩出した藩校「明倫堂」を継承する学校で、教育熱心、特に徳育に力を入れた。
「人の倫(みち)を求め、これを敬(つつし)み、これを勉(つと)め、怠るなかれ、荒(すさ)むことなかれ。」と教える。
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高鍋東小学校正門にて | 高鍋藩校「明倫堂」継承の碑 |
「宮崎森林発電所」、「みやざきバイオマスリサイクル」(宮崎県川南町)
宮崎森林発電所は、住重が7年前に納めた5000キロワットのバイオマス発電設備。主に間伐材や、枝葉までをチップ化して燃料としている。
一般家庭の1万世帯程度の電力を発電、供給している。
1県に2基程度の配置であれば、森林でまかなえて、新しい苗木を植えて植林の若返りを図りサステイナブルな循環を作る。都農(宮崎)、霧島(鹿児島)、日田(大分)などにも展開されている。
一方、みやざきバイオマスリサイクルの発電設備は、ブロイラーの鶏糞を集め、これを燃料として発電するシステムで、住重が18年前に納め、稼働を開始、11,350キロワットの電力を生産している。
鶏糞はそのままではメタンを発生させるなど処置に困るが、電力に変えた後の焼却灰も農業用の肥料として活用される。SDGsの優等生のようなプラントで、ブロイラーの生産増に合わせ、
2号機も計画中とのこと。稼働中の両設備を、妻と共に見学させていただいた。
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宮崎森林発電所 | みやざきバイオマスリサイクル発電所 |
阿蘇山(熊本県)、高千穂峡(宮崎県)、耶馬渓(大分県)
阿蘇山は阿蘇5岳に囲まれた雄大な山で、草千里ヶ浜と呼ばれる草原は広がっており、牛や馬も放牧されている。周辺には、自然に湧水が湧き出る名所も多く、
私たちは白川水源を訪ねることができた。
高千穂峡は、断崖の高さが50~100mで東西7キロにわたる大渓谷であり、滝が渓谷に流れ落ち、「天岩戸伝説」など伝説による神秘を感じさせる。
まだ紅葉には早い緑と、水の美しさが印象に残る。耶馬渓も、渓谷であるが緑、紅葉の間から顔を見せる岩肌、岩峰群がすばらしい。
烏帽子岩をはじめとする8つの岩峰群の見れる一目八景を中心に、深耶馬渓一帯の広大な渓谷を味あうことができた。
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南阿蘇のホテルから見た阿蘇5岳 | 広大な草原が広がる草千里ヶ浜 | |
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高千穂峡の滝と渓流 | 耶馬渓の緑と岩峰群 |
熊本城(熊本県)、大浦天主堂、グラバー邸、平和公園(長崎県)
今回の旅では、名古屋城、犬山城、そして熊本城、お城を3つ見ることができた。戦国時代の歴史としてみることも出来るが、熊本城は2016年の震災で崩落した城が、
補修中で、今は天守閣まで登ることができ、耐震補強、制振装置まで組み込まれた新生熊本城を紹介する。
長崎は、大浦天主堂でクリスチャン弾圧の歴史が紹介されていた。グラバー園は、三菱重工の管理するところとなり、そこから見える長崎造船所は今も船を造り続けていることが嬉しい。
長崎は何と言っても、平和公園である。平和祈念像を前に、黙祷を捧げ平和を祈った。世界各国から贈られたモニュメントの中にソビエト連邦のものがあり、
「プーチンは何を思うか?」と考えた。
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耐震補強、制振装置付きの熊本城 | 大浦天主堂クリスチャン弾圧の歴史 | |
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グラバー邸と長崎造船所 | 平和公園と平和祈念像 |
九州は、温泉の宝庫である。今回の旅は、船中泊2泊の合計6泊7日なので、4泊を温泉とした。インターネットと旅情報誌で良い温泉宿を探し当てるのが妻の特技である。
今回も以下の4つのホテル旅館を、探し当ててくれた。温泉は、いずれも弱アルカリ泉質でぬめぬめ・つるつる。サービスは良く教育されたスタッフのおもてなし。
お勧めホテルの持ち味(特にグルメ)と特色を、以下の様に紹介する。
犬山温泉 「八勝閣みづのお」 飛騨牛のすき焼き、松茸土瓶蒸し
阿蘇温泉 「ホテル夢しずく」 部屋からの阿蘇の眺望、馬刺し
嬉野温泉 「ホテル華翠苑」 合理的なサービス、コスト、湯豆腐
別府温泉 「花べっぷ」 適量な料理、良質な魚のお造り
なお2か月前に申し込んだ時は、話題が無かったが、ここへきて旅割りとクーポンが発効、4軒(県)とも適用される幸運に出会えた。
この度の主役、往復のカーフェリーを紹介する。
【往路】神戸港→宮崎港13時間30分「ろっこう」(宮崎カーフェリー)2022年10月4日就航
全長194m、航海速力23ノット、トラック163台、乗用車81台、旅客576名
【復路】新門司→横須賀20時間50分「それいゆ」(東京九州フェリー)2021年6月25日竣工
全長222m、航海速力28.3ノット、トラック154台、乗用車30台、旅客268名
客室はグレードもあるが通常のホテル並み、食堂、売店、風呂、映画、プラネタリウム、等完備
船速は28.3ノットは速く、内航船では、経済的にも環境や運転手の労働条件の改善にも有効。陸上輸送に対して十分競争力があり、需要は大きいと見る。
我々はモータリゼーションの申し子、これまで9台の車に乗ってきた。今乗っている車は、Audi-A5
スポーツバックでこの11月で丸9年を迎える。クアトロで、燃費も良い。実は、80歳まで車の運転をがんばろうと目標にしていて、10代目も1年前に発注済み。
半導体不足でなかなか納期が定まらない中、多分この旅が、9代目の最後のお勤めとなると思う。A5は、今旅1560キロ、総距離68,000キロよく頑張ってくれた。たくさんの思い出をありがとう。
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「ろっこう」神戸港にて | 「それいゆ」門司港にて | |
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それいゆから見た太平洋の夕日 | 9年間ありがとう、無事故のA5 |
この3年間はコロナとの戦いであった。今年初めから、1泊2日の旅にはチャレンジして、数か所へ旅した。客船ダイアモンド・プリンセスから、コロナがスタートしたような感があった。
心理学の用語に「馴化」がある。自ら環境に慣れて、怖れを無くしていくことだ。今回の計画は、船に慣れ、旅に慣れるチャレンジだ。
手作りの旅行計画は、楽しいものだ。船と旅館の選択を含め、全ての行動は、自ら決めた。車の運転なので、「昼はビールかワイン、夜はビールとワイン」の海外旅行のコンセプトは捨て、
「夜はビールと地酒(時に焼酎)」に徹した。
今回も、何人かの方々との会話を楽しんだ。バイオマス発電所の嘗てのお客様達からは、「事業がとてもうまく行っている」と。偶然お会いした、
高鍋幼稚園の園長先生から、多くの旧知の消息をお聞きすることができた。
なにより、好天に恵まれ、青空と白い雲、海、緑と山々が迎えてくれた。この幸運に改めて九州の神々に感謝を贈りたい。