更新 2008年3月4日
またまた御座敷が掛かり、性懲りも無くNHK BS-1地球アゴラに出演します。
日本時間3月9日夜9時NHK BS-1 地球アゴラに在パラグアイ日本商工会議所田中会頭と共に出演することになりました。
パラグアイのマテ茶が如何に当地の生活に溶け込んでいるかを弊員知人であるパラグアイ人一家を通じて紹介する予定です。
御都合つけば是非御覧頂きたく御案内申し上げます。
師走ですねえ。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
クリスマス商戦たけなわのロンドンですが、今年は景気に陰りが出て、先行き不安から庶民の財布の紐が固くて売れ行きが伸びないそうです。アメリカのサブプライム問題の影響ですけど、つぶれそうな銀行が1つあってそれを救えるのか、政治問題になっています。公定歩合も0.25下がって5.50になりました。1月に又下がりそうです。これまで、イギリスだけは好況だったので、これで不況にならなければいい
E3ですが。ポンド高で、里帰りのときはいつもより円を余計もらえて嬉しかったのですが。
さて、クリスマスはキリスト教徒でなくとも、ご馳走(七面鳥の丸焼き、X’masプディング、ケーキ)を食べてアルコールを沢山飲んでお祝いします。ま、家族が集まるという意味では日本のお正月と同じですね。プレゼント交換も、我が家ではあまり高価な物は買いませんが、家庭によってはかなりの出費で大変そうな話も聞きます。何を買ったらいいか迷うのも悩みの種です。最近のイギリスでは、色々 な人種が住んでいるので、クリスマスは全く無関係というイスラム教徒達はお酒も飲まないし、何して連休を過ごしているのかしら?
我が家では、22日に息子がバーミンガムから戻るのでにぎやかになります。今年はガールフレンドは里帰り中(日本人なので)なので、息子と沢山会話ができると密かに喜んでいます。25日には、娘とボーイフレンドもやってきて楽しくX’masディナーを食べます。我が家では、毎年夫が腕をふるいます。私が1年で1番楽の出来る時です。羨ましいでしょう? 2
デジカメがないので、町のイルミネーションとかお見せできなくて残念です。そういえば、原口さんの撮ったジャカランダの花は本当に見事でしたよね。小山さんの大泉の桜もいつも楽しみにしています。ご苦労様です。
では、今日はこの辺で終わりにします。皆さん元気で良い年を迎えてください。来年もよろしくお願いします。
早いもので、あっという間に一年が経ちます。来週はクリスマス、2週間で新年。日本では10月の終わり頃からおせちの宣伝が載っていましたが、こちらも色々な準備が早くから始まっているにも関わらず、いつも最後までばたばたとして終わるような気がします。たまにはゆっくりとクリスマス前、お正月前のんびりと過ごせるよに準備しなくては、と思うのですが、まだカードも書き終わっていません。
テレビでご覧になったかたも多いかと思いますが、今年のロックフェラーのツリーの電気は省エネです。ツリーが飾られるのは今年で75年目、84フィートの高さのツリーには3万個の電球が飾られています。この電力の消費量は大変なものですが、今年は随分節約されています。ロックフェラープラザのビルの屋上にソーラーパネルが363取り付けられ、そこから其のビルとこのツリーの電気が供給されています。電球も省エネで、昨年の半分以下の消費量となっています。一日にどれだけの消費量が節約できるかというと、およそ、一件の家の(郊外の一般的な4-5ベッドの家位で)1か月分の電気消費量が節約できるというのですから、今までどれだけ使用していたかというのに改めて驚かされます。
どこでもこのシーズンは飾り付けに趣向をこらしますが、一番の人気は大きなツリーと共にデパートのショーウィンドウです。各デパートは早くから、テーマを決め、専属のデザイナー達が制作します。一つのデパートに大きなウィンドウが沢山有り、人通りの多い通りに物語にそったディスプレーがされ、歩道は綱が張られ順番に見られるようになっています。ほんの一部ですが、サックスフィフスアベニューの今年のウィンドウから2面ほどをお届けいたします。今年は雪だるまですが、こちらではスノーマン、其の名のようにこちらは丸が3つ、だるまではなく、人です。写真では判りませんが、電動で動き、見ていて楽しい物です。前はいつも人が並んでいます。
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そして街にはサンタさんがあちこちに出回ります。此のデパートのあたりでは各ブロックに2人位いたりします。でも、サンタさん達になるにはオーディションがあるのです。
そしてサンタ学校も、、、結構厳しい世の中です、彼らの仕事は勿論寄付集めですがクリスマスの時期 子供達は 自分より恵まれない人たちに寄付をする事を学びます。全ての人が温かく、楽しいホリデーを過ごせるように、自分の出来る範囲で、少しでもどこかに寄付をします。
コートの必要な人たちに、流行が少し古くなっているだけでまだ着られるもの、小さくなってしまったもの、を集めて必要な人たちに届けたり、病院に入院して、ホリデーを過ごさなくてはならない人たちに、歌のプレゼントをしたり、何でも良いのですが、何か出来る事をするというのがホリデーの精神です。
皆さんにはこれをもってホリデーのご挨拶にかえさせていただきます。
どうぞ 風邪などひかないよう
新しい年をお迎えください。2008年もどうぞよろしくお願いいたします。
高橋治美
現在、国際協力機構(JICA)が主催する研修にさんかのため、一時帰国しています
12月12日から札幌に出張し、14日夜帰京しました。札幌で、福原君に37年ぶりに再会を果たし、旧交を温めました。元気はつらつ、昔の福原節は変わっていませんでした。
取り急ぎご連絡いたします
カレンダーをめくり12月の文字とご対面した時「わぁ、もう今年も最後、、、」と月日の流れの速さに驚きと焦燥感と気忙しさとちょっぴり切なさの入り混じったような思いにかられ、余り人には聞かせたくないような溜息をつくのは私だけでしょうか。 時間だけは太古の昔から万人平等に流れていっているのに、最近どうしてこんなに速く時間が過ぎているように感じるのでしょう。 つい、この間ですよ。 クリスマス時期の一番忙しい時に必死の思いで投稿したの!!
さてここパースでは、夏の到来を告げるかのようにあちこちでジャカランダの花が薄紫色の世界を繰り広げています。去年は、機を逸して満開の時期をとうに過ぎ、かろうじて花を残していた情けないジャカランダの写真を送りましたが、今年はきれいですよ。 下の写真を見てください。
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気温の方は、やっと夏が来たかしらと思いきや、39℃から翌日は24℃とドーンと急降下。 毎日忙しく上がったり下がったりまるで今日の株価のよう。 夜の気温は、もっとぐっと下がることもあって、昼にクーラー、夜にヒーターなんて日もありました。 この気温のギャップに振り回されている今日この頃です。
最近のオーストラリアのビッグニュースは何と言っても11月24日に行われた総選挙でしょう。 11年半続いた自由党のハワード政権が破れ労働党が勝利したことです。 ハワード首相はなんと自分の選挙区でも労働党から出馬したジャーナリストの女性に敗れたのです。 彼女は一年前から選挙でハワード首相を倒すためにその選挙区に移り住んで、たちまち住民の支持を得てしまったのですから凄いものです。いわゆる小泉政権の時のあの総選挙での刺客のようなものですね。 ちなみにハワード首相は総選挙で落選した2人目の首相だそうです。 選挙後のテレビに映る彼を見て、去年送ったジャカランダの花を思い浮かべてしまいました。
日本の報道などでは、ハワード政権の敗因はイラクへの派兵問題とかアメリカ追従の政策のためと言われていたけど、実は一番の争点だったものは、自由党が去年国会で通過させた<Work Choise>という法律でした。 これは、従業員100人以下の会社では、業績悪化などの理由で一方的に従業員を解雇でき、(前はなかなか出来なかった)従業員との契約も雇い主側が有利な条件(例えば休日もオーバータイムも仕事をする)で結ぶことが出来るという、余りにも従業員にとっては不公平感のある法律です。 雇用者側には使い勝手がいいですよね。 これは自由党のビジネス優遇政策に基づいたもので、この<Work Choise>は、中小企業を支援するのを目的としたものでしたが、従業員側からしたらとんでもないというわけです。 不満を通り越して怒りまくっていた人達も多く、今回の自由党の敗因はこの法律に反対した大勢の人達が労働党の方を支持したというのがここでは主流の見方です。 特に若者が反対していました。
今オーストラリアは資源ブームで経済も上向き状態が続いているのになんでこの時期にこんな不公平感のある法律を作ったのか不思議です。経済的には成功したハワード政権の業績は誰しもが認めるところなのに、この<Work Choise>が命取りになったって感じです。
ところでオーストラリアでは投票は強制的だということ皆さんご存知でしたか? 18才から選挙権が与えられ、みんな管轄の選挙区に登録しなければなりません。 旅行中とか病気などの場合は別にして、投票しなければ罰金です。 原則では、100%の投票率です。 だから本当の意味で国民1人ひとりの民意が反映されている政府なのではないでしょうか。
日本では、どんな選挙でも低い投票率の時が多いですよね。 よく勝利演説で、「国民の支持を得て、、、」なんておっしゃっているけど、棄権する人の数を考えるとなんかしっくりいきません。 ちなみに私にはオーストラリアでは選挙権がありません。 日本の国籍(パスポート)を所持する日本人だからなんです。 でも希望すればオーストラリアの市民権をとることはできるんですよ。 但し日本国籍を失いますが。
さて、今年も南極観測船<しらせ>がパースにやってきました。 パースでは毎年この時期に日本人会が<しらせ>の乗組員と観測隊員の方々を招待し一年最後のビッグイベント忘年会を催します。 <しらせ>の乗組員有志による芸能ショー(唄、ダンス、楽器演奏など)や南極クイズなど毎回盛りだくさんの楽しいメニューがいっぱいです。 そして大抵その翌日は、<しらせ>の艦上レセプションです。 今年も行ってきました。 残念なことに今の<しらせ>がパースのフリーマントル港に寄航するのは今年が最後だそうです。 老朽化が進み引退するそうです。 南極なんて単なる氷の大陸って昔は思っていたけど、そこで行われている観測、調査、研究は私達の地球を守るために多大な貢献をしているのですね。 特に温暖化が進む今、<しらせ>の役割は本当に大きいと思います。 そんな大役を担って25年間パースに立ち寄ってくれた<しらせ>に“お疲れ様でした”と別れを告げてきました。 2009年にはしらせ後続船が新たに建造されるそうですが、再びパースに来てくれることを願っています。
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さてさて、これからクリスマスに向けて日ごとに気忙しくなります。 街も私も。 ところがです。 軽い気持ちで読み始めてしまった司馬遼太郎の<坂の上の雲>にすっかりはまってしまったのです。 文庫本で8巻もあるんですよ。 つい時間を忘れて夢中になってしまい、あとから慌ててあたふたと、やるべきはずであった事をする始末です。 海外にいると常に活字に接していたいので本はよく読むのですが、こんなにのめりこんだのは久しぶりです。 まだ読んでいないなら是非お勧めしたいです。 日露戦争の頃の話で、もちろん私達の知らない時代ですが、当時の日本と日本人に、ある品格が感じられ、日本に誇りと希望が持てる、そんな時代の歴史小説です。 まだ幕末、明治維新の頃のエネルギーも残っていて、先人からの薫陶を受けた人達も多く、太平洋戦争の頃とは又違った日本人像が感じられます。 見てください、今の日本を。 年間3万人の自殺者をだす先進国日本。 将来に夢を抱けない多くの若者達。 それを思うと、国の未来を思い戦争で多くの命は失われたけれど、当時の日本人は日本が大好きだった。 そしてみんな元気だった。 そんな時代ってステキじゃないですか。 ロマンがありますよ。 まだ読み終えていませんが、いつか<坂の上の雲>を読んで感銘を受けた者同士、お酒を酌み交わしながら心ゆくまで本について語り合えたらいいな、なんて思っているところです。
さて、日本もいよいよ師走。 日ごとに寒さが増してくることでしょう。
同期の皆様、どうかお体をたいせつに。
ちょっと早いけど夏のパースからメリークリスマス!
マグラー原口節子