更新 2009年6月15日
大泉学園の周辺の方にメールをさせて頂いています。
興味が有ればということで、無ければ無視してください。
こちらで知っている方がコンサートをなさいます。
メゾソプラノの方で、昔はいっていたコーラスの指導をなさっていた方で、現在入っているコーラスでも数年前までは発声の指導をして下さっていただかたです。
こちらでは先週赤十字のチャリティコンサートをなさったので、私も聴きにいきました。
ここ何年か日本で夏にコンサートをなさっていますが、今回、大泉のゆめりあホールという所でということです。
彼女をご存知でこちらから帰国なさった方は千葉、神奈川の方がおおく大泉は私たちにとってはHome townですが、なじみが薄いところの様です。
もしお時間、興味があればお友達を誘って聴きにいらして頂ければ幸いです。
宮崎せりなコンサート
日時:2009年8月1日(土)13:30開場 14:00開演
会場は大泉学園ゆめりあホール
前売り3500円 当日4000円
ピアノ森下滋 ギター宮野弘紀
もし前売りがご希望の方がいらっしゃいましたら、私のお友達の
河原恵子さんに連絡をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
高橋治美
管理人 高橋さんのお勧めのコンサートの前売りが希望の方は、管理人小山へご連絡ください。河原さんの連絡方法をお教えいたします
日本では梅雨に入る前のひと時、爽やかな日々でしょうか。このところNYは雨が多く、降ると寒く初春のような、晴れると夏、といった感じです。
メトロポリタン美術館には多くの絵画があり、特にオールドマスターと呼ばれるもの、そして19世紀、印象派のものが多く有ります、一日いても全部は見切れないかもしれません。常設の展示物の他に特別展が常に何か開設されていて,何回出かけても飽きない所です。毎週の様に来てる方もいらっしゃいます。全部を展示出来ないので,時々入れ替えも有ります。
今年になってからメトロポリタン美術館でボランティアをする機会に恵まれ毎週かよっています。
この美術館ではボランティアが1400人ほどいて、無償で働いています。
私はインフォメーションデスクの日本語の場所で案内をしています。主に水曜日の午後ですが、午前の方、他の曜日の方、そして他の言語の方もいらっしゃいますので,ここだけで全部で300人という事です。
日本人の方は皆さんおとなしくあまり質問をされる方が多く有りません。日本語の館内地図をお渡しするときに特別展の案内そして見所等を説明しますが、立ち寄られるかたは圧倒的に日本人以外の方の方が多いです。
館内の場所のみならず、一番近い、スターバックス、郵便局、地下鉄、バスの乗り方、ホテルの場所、等々、、勿論一番多い質問は館内の一番近いお手洗い、です。案内所には10の言語の館内地図が有ります。そしてデスクの人たちも毎日ではない言語もありますが、スペイン語、フランス語、韓国語、などかなり多岐に渡りますがやはり英語での質問がほとんどです。
また地下鉄、バスにはコインが必要ですが、一回分のコインを両替もします。
忘れ物もここに集まってきますので,無くされた方はここに寄ってみてください。スカーフ、カメラ、眼鏡、、等など、 先日はお子さん、という方が、、
お子さんの場合はセキュリティーの方の所に行って頂く事になります。
時々面白い質問も、(ムンクの)叫びはここ? ダビデ像はどこにあるの?
これらは実際に聞かれた質問ですが、案内係としては単にNoではなくオスローの美術館に、とか、フローレンスにとか付け加えてお答えすることになります。モナリザはどこの部屋? というのも前に有ったそうです。
学校の子供達のグループなども毎日あり、用紙に書いてある絵はどこ?かと思うと、絵の説明だけでそれを見にいきたいのだけれど、等、、専門的な質問に対してはスタッフに聞いてお答えすることになります。
彼らは美術を専攻した方達で、専門知識を持った方達ばかりです。館内でガイドをしていらっしゃる方達は美術の先生だった方達、研究者、画家の方等でリタイアされた方達が多く、年配の方が多いです。案内の間の質問にもきちんと答えて下さいます。日本語のガイドさんもいらして、日本語ツアーは週2回がハイライトツアー、現在は火曜日、金曜日、そして印象派のツアーが木曜日となっています。これは美術館でのトレーニング、そして試験にも受からなければなりません。
日本の案内書には古い情報が載っているものも多く、カフェテリア等の位置が古い場所になっている物もあります。これらも案内書で聞くのが一番です。
無償と言っても特典があり、国内の美術館はIDを見せれば入る事ができ、海外でも入る事が出来る美術館も有ります。日本では入れてもらえなかったということを言っていましたが。また館内の本等は割引で買う事が出来す。
先日はボランティアの為のパーティがあり、デンドゥール神殿の展示場でピアノまで入れた大掛かりな会でした。飲み物(勿論ワインも)食べ物も美味しく感激しました。美術館では我々を大事に思ってくださり、また働いている人たちは其れを誇りに思っているという事が伝わってきました。
デスクに座っている時間は4時間ほどですがとても忙しく対応しています。
特に学校が春休みで有った時期はラッシュアワーの駅みたいでした。これから夏に向かって観光客も増えて満員の状況が続きそうです。
写真は今年の屋上の展示 ロキシーペインの作品です、木の根、血管、菌糸体などをイメージした物ですが、屋上一杯に作られています。屋上の展示は5月から10月までで天気が悪いと閉まっています。また係員が足りなく閉まるギャラリー、展示を入れ替える為に閉まるところ、パーティーなどが有って閉まる場合等、その日によって違いますので,これらも案内所で判ります。
NYのメトロポリタン美術館にいらしたら、是非案内所に寄ってみてください。
小山さん
以前もご一報を頂きながらご返事が遅れ申し訳ありません。
大泉20期のHP拝見しました。OB会の中では最も活発に交流を続けているように見受けられ、小山さんはじめ委員の方々に頭が下がります。
桜並木を見ると、大泉の当時の自由な学風がよみがえってきます。
正直言って名前は記憶があっても顔と一致せず、想像しながらお便りを読んでいます。
今ロスにいます。今年で丸29年の北米生活です。子供も二人片付き、家内と二人住まいです。ロス、NJ、ヒューストン、シカゴ、サンアントニオとフウテンの寅さんを気取ってまいりましたが、5月末に定年を迎えます。
数年は北米で仕事を続けますが、いずれは帰国する予定です。
年内に第二の人生のプラン作りをと考えています。
タイミングが合えば一度20期メンバーにもお会いしたいですね。
井上
私一人が集められる署名の数は限られていますが、とにかく大泉高校の立派な桜並木を守りたいという意思表示をしなければと一生懸命集めています。でも、期限が3月半ばともうすぐだし、こちらからポストするわけですから、もうそろそろ送らなければならなくて歯がゆい思いがします。日本人でないとダメなので、自分の狭い活動範囲では知れています。もっと時間があれば日本人のコミュニティーで活動しているところへ行って、沢山集められるのに、と残念です。
20期の方々で署名してもいいと思っている方は、1枚でもいいですから署名用紙を送ってあげてください。個人情報のことがネックで送付先をHPに書いてもらえないのが残念です。でも、署名用紙を提出しに行く方たちの手間を思えば、小山さんに聞くくらいわずかの手間だと思います。
私は先日、バスケット部の先輩でいずみ会の役員をしている方に突然国際電話をしてびっくりさせてしまいました。91年の50周年の時にお会いして以来ですので大変なつかしく思ってくださいました。いずみ会のことがよく分からなかったものですから、色々質問をして特に桜並木のことはよくお願いしました。それで分かったことは以下の通りです。
いずみ会では、中高一貫校になると決まった時から何年も桜並木の存続については要望してきているし、いずみ会HPの活動報告にあるように、正門から校舎までの桜並木は維持する予定だと言われているので信じるほかはない。
老朽化している木というのは、あそこにある桜の木は寿命がおよそ50年くらいと言われているので、幹が空洞化していたり病気になっているものもあり、それらは若い木を移植することになるとのこと。是非桜の実態を見に来て欲しい。
同窓会が学校側に遠慮しすぎるという点については、私たちが学んだ40年くらい前と現在では状況が随分変わっていて、部活は顧問の先生なしではできないし、事故の問題や管理が厳しく、卒業生でも自由に出入りできない。学校の行事が優先され、同窓会が申し入れても、学校が認めてくれなければ校舎を使えない。同窓会に理解のある先生はいるが、卒業生で現役の先生がいないので、マイナス要因となっている。
これを打開すべく、今年度からいずみ会では、生徒たちのキャリア教育のために卒業生の講師を派遣したり、関東大会に出場することになった女子バスケット部に特別会計から100万円を出したりして、援助をし始めている。このように援助しながら、学校側に同窓会活動を理解してもらうよう努力するつもりである。
というわけで、古きよき時代は終わったみたいで、同窓会の役員も学校側のご機嫌取りに大変なようです。ま、時代の流れといいましょうか、生徒も先生も卒業生も自由にのびのびと活動できる場ではなくなったみたいですね。残念です。
私が、いずみ会の会長の見解に、署名運動について困惑と遺憾だと述べたことはいずみ会の中で対立があるみたいで不愉快な感じがすると言ったら、それは会長に伝えておくと。また、意見があったら会に出席して言ってほしいということだったので、遠くに住んでいる人はそれができないので、いずみ会のHPに投稿欄を作ってほしいと言ったら、広報に伝えておくと。
ま、言わないよりは言ったほうが何かが起こる可能性があると実感しました。同窓会の役員は月1度集まっているそうで、引き受けた役割とは言え、やはり大変ご苦労様ですよね。今後ともどうぞよろしくお願いしますと言って電話を切りました。
20期のHPを読んで、小山さん投稿による我らが母校の象徴である桜並木存続の危機を知りました。最初はまさかの冗談でしょうと思いきや、現実のそれも極めて近い将来にかの桜並木が減少若しくは無くなってしまう可能性が大きいことを知り、唖然とし、呆然とし、そして愕然としました。自然環境保護、森林樹林、植林の重要性が常に言われている今日、桜の木を全て切り倒すということでは無いのでしょうが、学校当局も同窓会執行部も工事計画詳細を丁寧に情宣していない様子が伺われ、若し20期HPなかりせば、桜並木の危機を知る機会も無かったでしょう。卒業生の一人として一言申し上げたいと思い、筆をとりました。
ロンドン在住のグレスウェル中川さんからも桜並木保全を訴える投稿がされていますが、全く同感です。大泉高校を象徴する桜並木は母校が現在の地に設立されて以来、数十年に亘って多くの人々が育ててきたものです。桜並木は2万人を優に超える同窓生を見守って送り出し、卒業生が母校を思う時、先ず心に浮かぶのはかの桜並木でしょう。東京都内、都立高校その数あれど、少なくも23区内で最も広い敷地を有して且つ正門から校舎までの立派な桜並木が続き、校庭もまた桜の木々で囲まれている、自然環境に恵まれた高校は大泉高校が筆頭でありましょう。練馬区の100選に選ばれているのも肯なるかなです。地球環境保護が唱えられている折、樹齢数十年という木を工事の邪魔になるというそれだけの理由で切り倒す、それが学校当局、工事関係者の判断であるなら、時代の流れを読まない無神経な判断ではありませんかと言わざるを得ません。
知人にゼネコン勤務経験者が居ますので母校の航空写真を見せて意見を求めたところ、工事の日程・予算の縛りがあるのは判るが、工事の邪魔になるというだけの理由でこれだけの立派な桜並木をばっさりと切り取って撤去してしまうのは如何なものか、自然環境保護という現在の社会環境意識の観点からして非常に無理があろう、強行したら同窓生、周辺住民その他多くの方々から非難の声が強く上がるのは明々白々、工事会社も学校当局も桜並木保全に十全の注意を払う工法・工程を考え出すのがこの時代に生きる工事関係者の責務であろうとのことでした。
小生は南米のパラグアイ住まいで桜の花に接する機会はありません。桜を植樹された方はいらっしゃるそうですが、冬が短く、寒さが継続しないという気候上の理由で花が咲かないそうです。お花見の時期を狙って一時帰国する訳にも行きませんから、毎年4月小山さんが20期HPに母校の桜と題して写真を掲載してくれるのを楽しみにしています。2006年11月に一時帰国した折、土曜日の午前中を利用して30年振りに母校を訪問し、正門からの桜並木をゆっくりと歩き、校庭を1周しました。改めて紅葉の桜木の美しさを堪能しました。人は変われど桜並木は変わらず、まさに年々歳々人同じからず、年々歳々花相似たり、ご近所にお住まいなのでしょうか、若い母親が子供を連れて暖かい陽だまりの中、桜並木を散歩していました。我々20期生が入学した当初は、校庭の周囲には桜とお茶の木が植えられていて、塀が無く、孫を連れたお爺ちゃん、お婆ちゃんが散歩で自由に出入りしていたのが記憶に残っています。大泉高校の桜並木とは卒業生、在校生だけのものだけではなく、近隣住民にとっても貴重な財産です。昨日今日であの立派な桜並木が出来たのではありません。長い歳月と、無意識ではあっても木々を大切にしよう、桜並木を大切にしようという気持ちが卒業生、在校生、学校当局にあったから今日、堂々たる桜並木になっているのです。
当地の知人、友人に20期HPを紹介して、見よこの桜並木をと紹介すると(小山さん有難う御座います)、誰しもが「おおっ!」と声を上げます。次に出る科白は、「写真でこれだけの迫力なのだから実際には圧倒されるのでしょうね、花の季節のみならず、春夏秋冬、それぞれに桜並木の美しさを楽しめるのですね、都内の都立高校でこんなに立派な桜並木を保有している高校があるとは信じられません。」というのが殆ど全員の感想です。
同窓会執行部の姿勢なんですが、腰が引けているのではありませんか、学校に対して何か非常に遠慮をしているやに感じます。同窓会とは親睦の会なんですというならそれも生き方なんでしょうけど、卒業生の多くは母校が良くなって欲しいなと望んでいるでしょう。同窓会は卒業生に必要な情報を正確にきちんと提供し、必要とあれば学校に対してもの申す、一方学校も卒業生の持つ有形無形の力を大いに活用して学校を発展させるというのが本来あるべき姿であろうと小生は思うのですが。
草木を植えるは1年の計、樹木を植えるは10年の計、人を植えるは100年の計と言われますが、大泉高校はこれらの計を全て行なって来て今日があると思います。母校の象徴である桜並木を保存し、後世に繋ぐには、卒業生が一人でも多く声を上げるべきと思います。20期生が先頭に立って保存運動を起こせるなら是非そうしたいと思います。一本と雖も桜の木を切って貰いたくない、失いたく無いと小生は心より思います。
在パラグアイ、伊賀上知雄
中高一貫校への移行に伴う工事のため、あの立派な桜並木が危ないという情報を小山さんから知らせていただいた時、私はとんでもないことだと思いました。あのような立派な木々に成長するまでに一体何十年何百年を要したのでしょうか?現代ほどに環境問題、地球温暖化問題が取りざたされている時代に何と言う鈍感な、時代錯誤も甚だしい態度だと憤りを感じました。
地球温暖化の深刻さを受けて、たくさんの国の政府がそれぞれ二千何十年までに二酸化炭素排出量を何十パーセント削減とか、とても無理そうなターゲットをかかげていますが、温暖化悪化をくいとめる有効手段のひとつが植林であることは子供でも知っていると思います。今植林してもその木々が大泉の桜くらいになるのはいつの話でしょうか?現存する立派な木を工事の邪魔だからと言って切ってしまうなんて、子供でも悪いことだと分かることです。それを、教育機関である大泉高校がやってしまおうと言うのですから、言語道断です。多少いや、とても不便でも、環境保護のために、立派な桜を保護しながら工事を執り行なうというのが、あるべき姿ではないでしょうか?工事をするだけでも、地球温暖化を悪化させることは明らかですから、その上に、立派な木々を切ってしまうのであれば、将来の子供たちにずいぶんひどいツケを残していくことになるでしょう。
いずみ会の立場がイマイチ分からないのですが、HPの中で会長が、一部の会員(大泉高校のさくらを守る会)が3000人くらいの署名を集めて、都議会と区議会に提出したことに対して、困惑と遺憾の念を持ったとあります。これは会長個人の意見なのか、理事たちの意見なのか果たしていずみ会の中の何人の意見なのか分かりません。常識で考えて、大泉の桜を切ってしまおうなんて人が沢山いるなんて思えません。ほとんどの人が反対だと思います。その会長の見解の中で、桜並木は可能な限り存続するようご尽力賜りたい、と学校側に要望していますが、可能な限りというのはあいまいで、工事関係者が可能でないと思ったら全部切っても仕方ない、ということになります。
同窓会(卒業生)というのは、なんでそんなに母校に遠慮しなければならないのでしょうか?いずみ会の規約によると、会の目的は親睦と母校の発展に寄与することなのですが、現実には、卒業生に対して、母校への寄付はどんどんしてもらいたいが、母校の運営に口を挟まないで欲しいということのようです。会長の見解で、いずみ会は母校の運営にかかわる人たちを見守り優しく接する道を歩むとあります。もし、その人たちが間違った決断をしそうな時にも何も言わないでいるということなんでしょうね。でも、卒業生って、さまざまな業界で活躍していたり、年代も色々で年を重ねて賢者のようになった人もいますよね。母校の運営に携わる人たちより、優れた決断を下せる人たちが多いかもしれないと思うのです。だから、必要に応じて母校にアドバイスすべきではないでしょうか?強い反対意見が集まれば、それを表明して、再考を促すことだって必要だと思うのです。
10月26日にあった総会の時に、18期生の意見というのが述べられて記録されていますが、桜並木のことも含めて情報公開をして欲しいとありますが、その後HPに何の報告もないということは何もされてないということなのでしょう。どのような工事をして、校舎がどこに建てられて、どの桜の木が切り倒される予定なのか、とか皆さん知りたいですよね。
このような問題が持ち上がらなければ、同窓会なんてただの親睦の会で終わってしまうのでしょうが、こうなった以上私たちの意見を表明できる機会が欲しいです。いずみ会のHPを見ても、投稿できるところがなく、メールしてもつぶされるだけなら手間暇かけてメールしようとは思いません。大体、さくらが危ないなんてことも、署名運動があったことも、私たちには分からなかったわけですから。せめて20期だけでも反対意見を表明できたら、ほかの期の人たちも続くかも知れないですし。きっと署名運動をした人たちも心強く思うに違いありません。
小山さんは随分自分の気持ちを抑えて投稿されていますが、私は敢えてストレートに核心をついたつもりです。大泉の桜、1本たりとも失いたくありません。皆さんはどう思いますか?
アメリカ初の黒人の大統領が世界の注目のもとに誕生しました。
彼は母親は白人なので、純粋に黒人とは言えませんが。
この宣誓式には寒さの中、とても多くの人が集まり、テレビでご覧になったようにオベリスクの所まで人で埋まっていました。この距離は普通に歩いてもちょっと疲れる位です。
ワシントンに行かれない一般の人たちはNYではタイムズスクエアの街頭テレビの前などに集まってその式典の模様を聞いていました。
その就任演説に関しては皆さんも新聞などでご覧になっていらっしゃると思いますが、 18分の長さでした。これはサシャ、下のお嬢さんが短くしてと頼んだということですが、一番よい長さということでした。
2時間演説して肺炎にかかって就任後すぐに無くなった大統領もいました。
原稿はオバマ氏自身と27歳の若い演説起草者が考えたという事で,スターバックスで原稿を作ったとも言われています。歴代の大統領は前日は原稿を練習したそうですが、オバマ氏は前日はリラックスしていたということです。日本人のなかでは、彼の原稿で、仏教が上げられなかったとがっかりしている人たちもいましたが、割合からいったら極少数にあたるのかもしれません。
宣誓式ではいつもですが、一番話題になるのはミセスの服装です、今回はお嬢さんが2人でしたので、彼女達の服装も注目されました。
ミセスは選挙運動中もテレビ討論に出たときにはその服装が注目され、すぐに同じスカートが売り切れたという事がありました。今回も電話が殺到したそうです。
お嬢さん達は J. クルーのコートを着ていました。こども服のクルーカットのオーダー部門の物です、同じようなコートは今年の秋にならないと発売されません。
ミセスの服はシカゴのブティクのオーナーが選んだ物、宣誓式の服のはイザベラ・トレド、舞踏会のドレスはジェイスン・ウー、どちらもNYのデザイナーです。彼らは事前には知らされておらず、式典を見て知ったということです。
オバマ氏自身はシカゴの洋服屋の仕立てた物を常々きていましたが、その店は不況で、破産宣告を出したということです。
しかし彼らの服装が一般市民に受け入れられているというのは舞踏会のドレス等でも手の届かない値段ではないという点です。J.クルーの品にしても普通の人たちが買えるもの、という事で私達と同じ感覚を持っている人たちと言う事が庶民の共感を得ています。
オバマ氏の行動、言動つぶさに報道されていますが、まずグァンタモノ・ベイの牢獄を閉める事が決められました。これはジュネーブ協定に違反していると言う事で批判を浴びていましたが、正式に書類に署名され、動き出しました。
イラク戦争も引き上げの期限が示されました。アフガンでは引き続きテロの撲滅を目指す事になります。まずオバマ氏が世界の重要と考えられるリーダー達で最初に電話をしたのはパレスチナの首相と言われていますが、これはあちら側の発表で、実際はどうであるかは定かではありません。
一つだけ慣習になっている事は顔を合わす最初のリーダーは隣国のカナダの首相であるという事だけです。カナダの首相は電話はどこが先でもかまわないという見解を示しています。
気になる日本との関係ですが、オバマ氏、また、国民に取っての最大の関心事は自国の経済、そしてブッシュ氏が残した数々の事柄ということでしょうか。
ブッシュ氏の後では誰でも輝いて見える、またこの経済情勢を解決すれば誰でもえらく見えるという言い方もされていますが、この8年間のつけはあまりにも大きくすぐに解決は難しいでしょう。しかし動きだしているという事は国民に取ってとても嬉しいことです。
その経済は現在、NYを中心に公的資金投入が必要とされているにも関わらず自らの利益を得ようとする人が多く、連日紙面をにぎわしています。
まだまだ巨額の資金が必要とされていますが,これらは国民の税金ですので,明らかにされなければいけません。
オバマ氏の就任によって上がるかと思われた株価は下がっています。ハネムーンの期間が終った頃に真価が問われることになるのでしょう。
彼の行動力、頭脳、そして側近の人たちの働きに更なる期待がかけられています。